首都圏外郭放水路見学のロシア語通訳 (2025年6月)
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- 11月12日
- 読了時間: 3分
今回は、ロシア人技術者向けの首都圏外郭放水路見学のロシア語通訳を担当しました。
地下施設での解説は日本語のみになるので、外国の方は通訳の同伴が必要になります。
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首都圏外郭放水路について、概略をご紹介いたします。
■首都圏外郭放水路とは?
首都圏外郭放水路とは、洪水を防ぐために建設された世界最大級の地下放水路です。
中小河川が洪水となった時、洪水の一部を、地底50m、全長6.3mの地下放水路を通して大きな川・江戸川へ流すことが出来ます。この施設は13年の歳月をかけて2006年に完成しました。外郭放水路は、埼玉県春日部市に位置しています。
■地下神殿「調圧水槽」
今回は、「地下神殿コース」をご案内致しました。地下トンネルから流れる水の勢いを弱める巨大なプールである調圧水槽は、「地下神殿」とも呼ばれています。
巨大な地下調圧水槽の容積は67万㎡で、内部には巨大な柱が59本そびえ立ち、1本の柱の重さは500tにもなります。
その圧倒的なスケールと独特の空間美から、数々の映画やテレビドラマ、CM、イベントの撮影場所として利用されています。
■地底探検ミュージアム龍Q館
ツアーが始まるまでの時間は、ミュージアム施設で巨大な地下構造物の機能や役割、排水システムの仕組み、土木技術などを学ぶことが出来ます。

ミュージアムの2階では、ガラス越しに「中央操作室」を見学できます。外郭放水路をモニターに映して監視している部屋で多くのロケで実際に使用されている場所です。

■地下神殿へ突入
ミュージアム1階で案内人の方から説明を受けた後、調圧水槽へは、100段以上の階段を降りていきます。調圧水槽内部の夏の平均温度は18度で、夏でも涼しいです。
サンダル、ヒールは禁止で、スニーカーを履く必要があります。地下には水たまりがあり薄暗いので、足元が濡れないように注意が必要です。
ツアーに参加されたロシア人技術者の方は、「ロシアにはこのような大規模な施設がないので、非常に興味深い」と熱心に耳を傾けていらっしゃいました。

■コース内容
今回は、「地下神殿コース」をご案内させて頂きましたが、他のコースもあります。
巨大なプロペラを真下から見上げる「インペラ探検コース」(膝位まで水に浸かりますが、装備の長靴が支給されます)、ポンプ室を見学できる「ポンプ堪能コース」、立坑を高所から見下ろす迫力満点の「第1立坑コース」等があります。時期によってコースの内容が異なりますので、詳細は、公式ホームページをご参照下さい。
見学は事前予約が必要になります。神秘的な空間を体感できる貴重な体験ですので、是非おすすめです。





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